米小売大手Walmartはまもなく、音声コマンドで野菜などを買えるようにする。同社は米国時間4月2日、米国向けの新サービス「Walmart Voice Order」を発表した。「Googleアシスタント」を使って食料品を購入し、配達を依頼することができるという。
Walmartのブログ記事によると、ユーザーは「Hey Google, talk to Walmart」(ヘイGoogle、Walmartと会話して)と言うことにより、カートに直接商品を追加するようアシスタントに指示できるようになる。Googleアシスタントは、80カ国で30の言語に対応し、10億台を超える端末に搭載されている。それらの端末には、スマートスピーカ、スマートディスプレイ、スマートフォン、ヘッドホンなどが含まれる。
Walmartは、Eコマース分野の事業を拡大し、Amazonに対抗することを目的とした取り組みの一環として、食料品のオンライン販売事業を強化している。3月には、オンライン配達サービスの対象地域を100を超える米国の大都市圏に拡大する取り組みを開始した。最終的には、米国世帯の40%をカバーする予定だ。
Walmart Voice Orderには、顧客が頻繁に購入する食料品を参照する機能もある。例えば、特定の種類の牛乳をいつも購入している場合は、「牛乳をカートに入れて」と言うだけで、Googleアシスタントはその種類の牛乳を選択してくれる。
Walmartのこのサービスは、今後数週間のうちに提供開始される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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