ソニーは3月28日、会長の平井一夫氏が取締役と会長職を退任すると発表した。ソニーグループのシニアアドバイザーになる。
今回の人事は、指名委員会の決議により決定したもの。6月18日開催予定の定時株主総会での承認決議を経て、正式に退任する。平井氏は2012年にソニー代表執行役社長兼CEOに就任。2018年4月まで、6年にわたり社長を務め、2018年3月期通期は、1997年以来の高水準となる業績を残した。
退任にあたり平井氏は「2018年4月に吉田憲一郎さんにCEO職を移譲して以降、この1年間は会長という立場から円滑な経営体制の移行をサポートしてきた。吉田さんのもと、マネジメントチームと社員が一致団結し、ソニーという会社をより一層輝かせていく体制が整ったと確信し、35年間過ごしたソニーグループから卒業することを決めた。これまで、私を支えてくれた社員、そして全てのステークホルダーの方々に感謝する」とコメントしている。
ソニーでは同日付けで、中外製薬 代表取締役会長の永山治氏、元日本マクドナルドホールディングス 代表取締役会長兼社長兼CEOの原田泳幸氏の退任も発表している。
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