McDonald'sは、パーソナライゼーションとレコメンデーションを専門とする企業Dynamic Yieldを買収すると発表した。その目的は、McDonald'sのデジタル変革を加速することだ。
同社はDynamic Yieldの技術を利用して、メニューの表示でそれぞれの客に合わせた体験を提供しようとしている。Dynamic Yieldの技術によって、時間帯や天候、店舗の混み具合、最近人気を集めているメニューなどを元に商品を表示する。また、商品の提案や表示を行うこともできる。
つまりMcDonald'sは、物理的なメニューでAmazonのレコメンデーションエンジンのような機能を実現しようとしているのだ。同社はすでに、セルフレジキオスクにも多額の投資を行っている。
Dynamic Yieldは買収後も独立企業として存続し、McDonald'sは同社のプラットフォームへの投資を継続するという。
今回の買収には、興味深い点がいくつかある。この買収がデジタル変革の観点から何を意味するかを列挙してみよう。
Dynamic Yieldのプラットフォームは、顧客情報管理、パーソナライゼーションとレコメンデーション、顧客の行動に基づくメッセージ送信、A/Bテストとサービスの最適化、トリガーエンジンなどの機能を提供している。同社の顧客には、金融サービス業界、Eコマース業界、メディア業界、旅行業界、ゲーム業界などが含まれる。
G2によるパーソナライゼーションエンジンのランキングが公開されている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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