ベビーカーOKや電源カフェなど--場所探しプラットフォーム「MachiTag」公開

 ジギョナリーカンパニーは4月3日、ハッシュタグで店舗や施設を簡単に見つけることができる場所探しプラットフォーム「MachiTag(マチタグ)」のアルファ版を公開した。

場所探しプラットフォーム「MachiTag」
場所探しプラットフォーム「MachiTag」

 MachiTagは、ユーザーからの投稿で集まったハッシュタグをもとに、行きたい場所を現在地から近い順に表示するプラットフォーム。「#ベビーカーOK」「#点字メニューあり」「#電源カフェ」「#ヴィーガン」「#インスタ映え」「#ラーメン」など、ユーザーごとの細かい需要に合わせた場所を、現在地からすぐに見つけることができる。ハッシュタグを複数選んでお店を絞り込んでいくことも可能だ。絞り込んだ結果は友人などとシェアすることができる。

 ジギョナリーカンパニー代表取締役の市川航介氏によれば、MachiTagのターゲットは(1)インスタ好きの20代の女性、(2)電源などを探すことの多いビジネスパーソン、(3)観光客などだという。インバウンド需要に対応するため、自治体と連携した観光マップなども手がけたいと展望を語る。

 また、ハッシュタグは、ユーザーに合わせてレコメンドされるため、自分では検索せずに通り過ぎていたかもしれない新しい場所との出会いにもつながると語る。今後は、たとえば「甘いもの好き」の人にはスイーツのお店を優先的に表示したり、夏はかき氷、冬はぜんざい、位置が京都だとわらび餅など、季節や現在地によって表示する内容も最適化していきたいという。

ジギョナリーカンパニー代表取締役の市川航介氏
ジギョナリーカンパニー代表取締役の市川航介氏

 ハッシュタグについても、たとえば「マタニティ」「アニメの聖地」「お花見スポット」など、今後も検索エンジンではなかなか見つけられない場所を充実させたいとしている。「もし、これらに対応すると集客につながると店舗もわかれば、対応する場所がさらに増える。オンラインからリアルな街づくりに反映していけるといい」(市川氏)。

サービスの利用イメージ
サービスの利用イメージ

 サービス開始時点では、渋谷、代官山、表参道、原宿および、京都の清水・祇園エリアを中心とする約3500スポットの基本情報と最適なタグが、同社の調査員により登録されている。今後は、東京、神奈川、大阪、愛知、京都から順次拡大し、2019年内に月間100万アクティブユーザーを目指すとしている。

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