日本航空(JAL)は3月26日、旅との新しい出会い方・選び方の提案を目指し「Try on trips」のコンセプトのもと、最新のテクノロジーを活用した取り組みを開始すると発表した。
その第一弾として、xR(VR、AR、MRなどの総称。xは未知数を示す)技術を活用したバーチャルツアー体験「JAL xR Traveler」や、IoTを活用して最適なツアーを購入できる「JAL 体験自販機」のトライアルを開始する。
JAL xR Travelerは、SOOTHのxR技術を活用した旅を気軽に再現するサービス。視覚や聴覚に加え、嗅覚(現地の匂いを再現)、触覚(送風装置や歩行器を活用)なども刺激し、より没入感のある体験を実現するという。
体験者はナビゲーターに誘われ、とっておきの場所や過ごし方を、現地の空気感を味わいながらバーチャルで旅することが可能。さらに、体験者の脳波を分析し、相性の良い旅行先や旅行スタイルの提案を目指す。
今回は、同社が提唱する新しいハワイ旅のスタイル「Style yourself」に合わせたコンテンツを複数用意し、トライアルを実施する。
JAL 体験自販機は、日経イノベーション・ラボの協力を得て開発したスマート自動販売機。自販機のパネルに表示された好みの「現地体験」を選び、スマートフォンを使って商品のQRコードを読み取ることで、現地体験が購入できる。
また、デジタルサイネージとして広告や動画を配信することも可能だとしており、同社では、今後AIによる分析・レコメンド機能なども追加し、より最適な現地体験を提案する予定。
なお今回は、JALPAKハワイが扱う現地オプショナルツアーをJAL体験自販機にて販売する。
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