スプラシアは3月26日、自動動画生成エンジンを活用して、誰でも簡単にハイクオリティなCM動画を制作できるクラウドサービス「CM STUDIO」を開始した。
サービス開始時のソリューションパートナーとして、約70万点のプロ向けストックフォトを有するアマナイメージズ、約12万点のBGMや効果音が選べるAudiostock、そのほか複数の動画制作会社が参画する。
CM STUDIOは、動画制作の知識やノウハウがなくとも、ウェブ上で必要事項を選択していくだけで、ベースとなる動画テンプレートが選択され、アマナイメージズのストックフォト素材(約70万点)とAudiostockの効果的な音源が自動合成されたCM動画が作成できるクラウドサービス。
動画制作機能だけでなく、マーケットプレイス機能も搭載されており、ソリューションパートナーは、自社で制作したテンプレートや各種素材をテナントとしてマーケットプレイスで販売できる。
携帯電話/スマートフォンなど通信インフラの強化により、法人においても動画活用が活発化している。1分間の動画は、180万文字、ウェブ3600ページ分の情報を伝えられると言われ、昨今は、イベントやホームページで利用するプロモーション動画だけでなく、求人や不動産、製品開発などさまざまな分野で動画の活用が広がっている。
こうした状況を受け、特別な知識を必要とせず、誰でも簡単かつ手軽な価格で動画を制作できるサービスとしてCM STUDIOを開発した。動画は1本5万円から。アマナイメージズの写真/動画素材を利用する場合は1素材5000円がかかる。BGM(Audiostock)とナレーション機能は無料。
同社は、動画を自動的に生成する特許取得済の自社技術エンジン(アルゴリズム)を活用し、2007年の創業以来、各種動画サービスを手掛けてきた。多くの企業へとサービス提供を行っていく過程で、CMをはじめとした広告系の動画制作では、依頼側だけでなく制作側においても、莫大な時間と多額のコストが必要となるという。
今後は、CM STUDIOが動画ビジネスに関わるすべての人に貢献するサービスとなるように、利便性を向上する各種機能ならびに、ビジネスニーズに特化した機能実装やパートナーネットワークの拡大を推進。さらに、動画プロモーションを取り入れやすく、活用しやすいプラットフォームづくりを目指す。
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