米エネルギー省(DOE)が、米国初のエクサFLOPS級スーパーコンピュータ「Aurora」が2021年に納入される計画であることを発表した。Crayの「Shasta」アーキテクチャをベースに開発されるという。
DOEによると、Auroraは現在、シカゴのアルゴンヌ国立研究所で開発中だ。IntelとCrayが勝ち取った契約の規模は5億ドル(約557億円)を上回る。
Crayは2018年10月、IntelやAMD、Marvell、Mellanox、NVIDIAといったパートナーとともに、Shastaスパコンを発表した。2020年にDOEに納入されるスパコン(コードネーム「Perlmutter」)についてもCrayが契約を獲得している。
米国初となる1エクサFLOPS(浮動小数点演算を毎秒100京回行える性能)のスパコンは、科学的な研究および発見と、人工知能(AI)のようなデータ集約型のワークロード向けに開発される。アルゴンヌ国立研究所のPaul Kearns所長によると、Auroraは高性能コンピューティングとAIを組み合わせることで、病気の治療や天候予測、新素材の開発など、現実世界の多数の問題に取り組む予定だという。
Auroraは、Intelの「Xeon Scalable」プロセッサとコンピューティングアーキテクチャ、パーシステントメモリ、ソフトウェアを搭載する。一方のCrayは、Shastaアーキテクチャのほか、200台超のキャビネットやスケーラブルなインターコネクト「Slingshot」を提供する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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