今から11週間後、Mozillaの「Firefox」ユーザーの大半は、インターフェースと機能に大規模な変更が施された同ブラウザを手にすることになるだろう。「Australis」という開発コード名が付けられた同プロジェクトはFirefoxのナイトリービルドに限定されているが、冒険心のあるファンは米国時間2月7日にリリースされた「Firefox 29 Aurora」を入手して、どのような新機能が準備されているのかを確認することができる。
最も明白な変更点は、約2年前に開発が開始されたインターフェースだ。「Windows」版とLinux版では、2011年にリリースされた「Firefox 4」以降、同ブラウザの特徴になっていた画面左上のオレンジ色のFirefoxボタンが撤廃されている。
その代わりに、Mozillaはあらゆるプラットフォームで同じように見える、よりグラフィックスフレンドリーなインターフェースを作り上げた。Windows版と「Mac」版、およびLinux版のメインメニューは「Android」風の「3本の横線」の後ろに隠れており、「Settings」の各オプションには、見つけやすくてタッチフレンドリーな大型アイコンが付与されている。デスクトップ版Firefoxのタブの丸みを帯びた角は、Android版Firefoxの丸みを帯びたデザインと全く同じではないにせよ、かなり似ており、外観の一本化をさらに推し進めている。
新しいFirefox Auroraは、新たに統合Mozillaアカウントを作成し、なおかつ同一のエンドツーエンドの暗号化を提供することで、「Firefox Sync」のログイン手続きを簡素化している。
Mozillaの最高技術責任者(CTO)であるBrendan Eich氏によると、既存のFirefox Syncユーザーは所有するデバイスの1つの接続を解除して、強制的に新しいアカウントを作成することもできるが、それは必要ではないという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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