リアルゲイトは3月11日、ビル1棟をスタートアップが自由にカスタマイズできる「オーダーメイドビルディング賃貸事業」を、4月に開始すると発表した。
本事業は、経年劣化により不動産価値が下がるなど、競争力を失った300坪未満の築古小規模ビルをリアルゲイトが一括で借り上げ、一定の工事を行った後、スタートアップ企業向けに再賃貸するというもの。
ビルオーナーは、長期間安定的な収益が見込め、スタートアップ企業はオフィスの内装はもちろん、屋上、外観の変更に加え、ビルの命名権も有する。
最低限必要となる、電気・空調等のインフラ設備工事はリアルゲイトが実施し、テナントの要望を聞きながら、外観やオフィスの内装、キッチン設備やイベントスペースなど、共用部分の改修工事を行い、リノベーションが完成する。
一級建築士事務所を有するリアルゲイトが、テナントの要望に応じた用途変更や外観の変更、原状回復の取り決めなどを行うことで、コストや手間を抑えたリノベーションが実現する。
第1弾として、4月より東京都渋谷区の5棟で本事業を開始。今後は年間10棟以上の開業を目指す。
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