アユートは3月8日、独ヘッドホンブランドULTRASONE(ウルトラゾーン)」ブランドのイヤホン「SAPHIRE」と密閉型ヘッドホン「Edition 15 Veritas」を発表した。両機種ともに発売は4月。想定税込価格は39万9980円になる。
SAPHIREは、ハイブリッド4Way 6ドライバを搭載したイヤホン。バランスドアーマチュアドライバを低域用に2つ、中域用に1つ、高域用に1つと、超高域用に静電型トゥイータを採用し、ワイドレンジかつ情報量の豊富な再生音が得られる。
静電型トゥイータは、ゴールドコーティングを施した、超軽量6マイクログラムのダイアフラムを採用。歪みの少ない、クリアな高域再生をサポートする。16マイクロメートルのワイヤー1万5000巻コイルによる内蔵トランスで、イヤホン出力からの電力を100倍に増幅し、電圧として供給するため、専用アンプが不要。一般的なイヤホンと同様に、プレーヤーのヘッ ドホン端子に接続してそのまま使用可能だ。
2004年に世界限定で999台で発売した、ヘッドホンのハイエンドモデル「Edition 7」を受け、イヤホンにおいても究極のハイエンドモデルを投入したいという思いから開発を開始。「ブリリアントなイメージを持たせたかった」(ウルトラゾーン CEOのMichael Willberg氏)をコンセプトにネーミングしたという。なお、ウルトラゾーンでは、製品名に数字を用いてきたが、今回は固有名詞を採用している。
ハウジングには、航空機グレードのアルミニウムを用い、ケーブルは2ピンコネクタを採用。再生周波数帯域は10~5万Hz。3.5mm/3極プラグと2.5mm/4極バランスプラグの2本が付属する。
Edition 15 Veritasは、開放型ヘッドホンの最上位機種「Edition 15」をベースにした密閉型モデル。Veritasはラテン語で真実を意味する言葉。「真実の音楽を再生する意味からきている」(Willberg氏)という。Edition 15にも採用されている独自の「GTCドライバー」は、振動板の中央ドーム部をチタンコーティング、周辺部をゴールドコーティングしたものを採用。特性の違う2つの金属を用いたハイブリッドダイアフラムになる。
ハウジング部はアメリカンチェリーウッドで、イヤパッドとヘッドバンドにはシープスキンレザーを使用するなど、パーツ素材にまでこだわった仕様。イヤパッドはマグネット着脱式でメンテナンスも簡単だ。
重量は約314g。再生周波数帯域は5~4万8000Hzになる。ケーブルは着脱式を採用。高信頼性LEMOコネクター搭載の3.5mm/3極プラグ仕様で、1.2mと3mの2本が付属。6.3mm変換プラグも付属する。
ウルトラゾーンは、3月1日から日本における輸入代理店をアユートに変更。発表に合わせて来日したCEOのWillberg氏は「ブランドを設立した1991年から、ウルトラゾーンはハイエンドにこだわって製品を開発してきた。新製品は、すでに海外でも試聴してもらっているが、軽量でつけ心地がよく、再生音を聞いて驚かれることが多い。とても嬉しい反応だ」とコメントした。
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