アユートは10月23日、フェンダーブランドのオーディオの取扱を11月1日から開始することを明らかにした。新製品として、Bluetoothスピーカ「MONTEREY TWEED」とインイヤーモニタ「Pro IEMシリーズ」5モデルを発表。ギター、ベース、ギターアンプなどのフェンダー製品と合わせ、音楽を楽しむ機器として展開する。
フェンダーでは2016年にイヤホンブランド「オーリソニック」を買収し、オーディオ製品の販売を開始。ダイナミックとバランスドアーマチュアドライバを搭載したハイブリッドタイプのイヤホンのほか、ギターアンプのデザインを採用したBluetoothスピーカ「MONTEREY」「NEWPORT」などを販売している。
イヤホンPro IEMシリーズは、「THIRTEEN 6」「TEN 5」「TEN 3」「NINE 1」「NINE」の5モデルを用意。モデル名は英語部分がダイナミックドライバの口径、数字がバランスドアーマチュアドライバの搭載数を示しているという。
NINE以外の4モデルは、ダイナミックとバランスドアーマチュアのハイブリッドドライバを搭載。全モデルをテネシー州ナッシュビルの「FENDER AUDIO DESIGN LAB」で設計しているほか、ケーブルの脱着が可能な「Talon 2pinコネクタ」を採用する。
FENDER AUDIO DESIGN LABは、ミュージシャンやサウンドエンジニアの経験を持つスタッフもいるとのこと。技術面と音楽性の再現に並行して取り組むことで製品の完成度を高めているという。
2pinコネクタは、独自の「Talon(タロン)」システムを採用しており、Talon(ワシの爪の意味)のようにしっかりとはまる構造になっていることが特徴。別売の2ピンコネクタを持つケーブルなどとの組み合わせも可能で、イヤホンの左右を見分ける目印にもなるという。
THIRTEEN 6/TEN 5/TEN 3の3モデルは、年代、性別、人種など異なる耳型を採取し、そのデータベースにもとに3Dプリンタを使って成形した「3Dプリント・デジタルハイブリッドテクノロジー」を採用。フェンダーによると、95%の人にマッチするフィット感を実現しているという。
BluetoothスピーカのMONTEREY TWEED(市場想定税込価格: 5万8280円)は、2ウーファと2トゥイータを搭載した2ウェイスピーカモデル。フェンダーのツイードアンプデザインを踏襲したフロントグリルのほか、コントロール部のノブやランプなども、ギターアンプ同様のデザインを採用している。
サイズは高さ24.2cm×幅34.0cm×奥行き13.2cmで重量約6.8kg。対応コーデックはaptX、AAC、SBCになる。コントロール部でボリューム、トレブル、ベースの調整ができるほか、「Sharp」スイッチで、さらにトレブルとベースの強調が可能だ。
フェンダーミュージック 代表取締役社長でアジア統括のEdward Cole(エドワード・コール)氏は、「フェンダーはギター、ベース、アンプの世界ナンバーワンブランド。72年に渡り、ミュージックジャーニーをサポートしてきた。特にこだわりを持っているのはトーン。プレーヤーが表現したい音の実現に努め、ベストの商品を作り上げてきた。こうした熱い思いとこだわりがあったからこそ、世界中のプレーヤーから愛されるブランドになったのだと思う。私たちが考えるプレーヤーとは、プロミュージシャンだけではなく、ギターを始めたばかりの初心者から、音楽を聴くことが好きな人まで、すべてが含まれる。そのすべての人たちのサポートをしたい」とコメントした。
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