マクアケ、ものづくり企業が「補助金」を得やすくする支援を開始--ライトアップと提携

 クラウドファンディングサービス「Makuake」を運営するマクアケは3月8日、中小企業向けに公的支援制度の活用支援事業を手がけるライトアップと業務提携したと発表した。

 今後は、相互に利用企業を紹介しながら、Makuakeでクラウドファンディングをした中小企業が、平成30年度補正予算「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」を取得しやすくなるように支援する。また、製造企業から新規事業や自社製品がさらに生まれやすくなる環境を実現し、クラウドファンディング終了後のビジネス最大化までもサポートすることで、製造業界の活性化を目指すとしている。

 
 

 同社によると、昨今Makuakeは、ものづくり領域を中心に「新製品創出プラットフォーム」として、資金調達以外にも新製品のテストマーケティングやPRの場として活用されているという。ものづくり領域の実績数は2000件を超え、この実績が金融機関からの融資獲得や投資、補助金審査のための判断材料として活用される事例も増加していると説明する。

 このような背景のもと、中小企業庁は、ものづくりを手がける中小企業や小規模事業者への補助金「ものづくり・商業・サービス補助金」について、クラウドファンディングを実施している企業を審査時に加点すると発表。同社は、「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」支援企業として認定を受けているという。

 今回提携したライトアップは、中小企業向けに最適な公的支援制度(補助金・助成金・融資制度など)の選定および、経営課題解決のためのIT・HRツールの活用支援を実施する「Jマッチ」サービスを運営。会員規模は、経営勉強会参加企業を含め合計で5万社を超える。地銀、電力会社、生損保会社などと連携し、2018年は年間600回、2万社を超える中小企業経営者を支援しているという。

 今後は、現在Makuakeでクラウドファンディングを実施中・実施予定、もしくは過去にMakuakeを活用した実行者向けに、ライトアップと共同でものづくり補助金活用に向けたセミナーを4月4日に開催。審査合格に向けた支援もするとしている。

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