踊るロボット「Jibo」は時代に取り残された。CRNのDylan Martin氏の報告によると、製品と同じ名称の開発元Jiboが、サーバを停止され、ロボットたちは元々限られていた知能のほとんどを奪われたという。同氏はTwitterで、Jiboがお別れのメッセージを述べる様子を報告している。
The servers for Jibo the social robot are apparently shutting down. Multiple owners report that Jibo himself has been delivering the news: "Maybe someday when robots are way more advanced than today, and everyone has them in their homes, you can tell yours that I said hello." pic.twitter.com/Sns3xAV33h
— Dylan Martin (@DylanLJMartin) 2019年3月2日
Jiboの状況は最初から不利だった。899ドル(約10万円)と値段が高いのに、Amazonの「Alexa」や「Google Assistant」に比べてできることは少なかった。確かに、キュートな姿で、ダンスもできた。だが2019年にもなると、それで十分というわけにはいかない。
Jiboは2014年、マサチューセッツ工科大学(MIT)のCynthia Breazeal博士が「Indiegogo」でクラウドファンディングのプロジェクトとして立ち上げ、同年9月には全額を調達した。これは、最初の「Amazon Echo」がリリースされる2カ月前のことだった。2017年になり、Jiboがようやく発売された。喜ばれはしたが熱烈な歓迎ではなかった。IEEEの記事によると、Jiboは2018年12月に資産を売却したという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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