Appleは米国時間2月28日、「Siriショートカット」とアプリの新たな連携を複数発表した。既に何千ものアプリがショートカットによって「Siri」と連携しており、今回、Caviar(食品配送)やMerriam Webster Dictionary(メリアムウェブスター辞典)、Airbnbなどのアプリが新たにそれに加わることになる。
SiriKit(Siriとソフトウェアのもう1つの連携機能)も、「WhatsApp」でのメッセージング、Uberでの配車、PayPalでの決済、Pinterestでの写真検索などの用途に利用できる。
短時間で多数の新機能をSiriにまとめることができるAppleの機能は、Siriのエコシステムに必要とされているカンフル剤になるはずだ。この機能のおかげで、「Alexa」や「Googleアシスタント」に改めて戦いを挑むことも可能になる。
Siriショートカットは「iOS 12」の少数の場所に統合されていた。Appleは今回、ユーザーが有効にすべき新しいSiriショートカットを提案している(例えば、Caviarを通して、お気に入りのサンドイッチの注文を設定する、または、Merriam Webster Dictionaryを通して、今日の単語の通知を開始する)。それらの提案は、検索セクションと「iOS」の「設定」に追加されたほか、何千ものアプリ内にも表示される。
新しいSiriショートカットアプリも開発された。これを使えば、Appleの「HomeKit」と連携するスマートホーム機器、Siriと連携するアプリの両方を統合可能な、より複雑なショートカットを作成することができる。
Appleは28日、American Airlines、Dexcom、Caviar、Merriam Webster Dictionary、SpectreのSiriショートカットを追加したと述べた。3月から4月にかけて、Airbnb、Drop、ReSound、Smarterのショートカットも追加するという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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