中国の通信機器メーカーZTEは、スペインのバルセロナで開幕したMobile World Congress(MWC)で現地時間2月25日、5G対応スマートフォン「Axon 10 Pro 5G」を発表した。高速モバイルデータ用の次世代ネットワークである5Gに接続することができる。
Axon 10 Proは、「Snapdragon 855」プロセッサを搭載し、指紋スキャナが画面内に埋め込まれている。背面には、シーン認識などの人工知能(AI)機能を搭載する3基のカメラが装備されている。背面カメラは、広角、標準、望遠のトリプルカメラで構成されている。自撮り用として、前面には2000万画素のカメラを装備する。
ZTEは現在、5Gの試験を展開するために世界中の通信事業者8社と提携している。Axon 10 Pro 5Gは、欧州と中国で2019年上半期に発売される予定だ。
ZTEはさらに、スマートフォン「Blade V10」も発表した。3200万画素の前面カメラを装備する。このカメラにもAI機能が搭載されている。背面には、1600万画素と500万画素のデュアルカメラを搭載。ディスプレイは6.3インチで、「Android 9.0」を搭載し、 2.1GHzの8コアプロセッサを備える。
同スマートフォンは、中国と欧州で3月、中南米の国々で4月に発売される予定だ。価格はまだ公表されていないが、ZTEの関係者が米CNETに伝えたところによると、300ドル(約3万3000円)程度になる見込みだという。
同社は、Blade V10の廉価版として「Blade V10 Vita」も用意した。価格は約200ドル(約2万2000円)で、800万画素の前面カメラを装備する。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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