小米(シャオミ)は、3つの背面カメラを搭載する2019年の主力スマートフォン「Mi 9」と、それよりやや低価格の姉妹製品「Mi 9 SE」を発表した。
背面に3つのカメラを配置した構成は、2つの背面カメラを備えていた2018年の「Mi 8」との主な違いの1つだ。さらに、Mi 9では湾曲した背面を採用し、背面の指紋センサを廃止した。
Mi 9は、Qualcommの「Snapdragon 855」プロセッサを搭載しており、画面内指紋リーダーと最上部の小さな円形ノッチを含むサムスンの6.39インチAMOLEDスクリーンを備える。
Mi 9には、目玉機能がもう1つある。20Wのワイヤレス充電に対応する世界初のスマートフォンであることだ。
背面カメラには、4800万画素のメインカメラ、2倍光学ズームに対応する1200万画素のカメラ、広角レンズとマクロレンズを備える1600万画素のカメラが含まれる。前面カメラは2000万画素の写真を撮影可能だ。
Mi 9は、6Gバイトまたは8GバイトのRAMと128Gバイトのフラッシュストレージを搭載する。「シミュレートされた」内部コンポーネントが見える特別な「Transparent」(透明)エディションは、12GバイトのRAMと256Gバイトの内蔵ストレージを備える。
Mi 9は中国で発売された後、シャオミが現在展開している他の市場でも発売されるとみられる。
Mi 9の先行予約販売は中国で現地時間2月25日より開始される予定で、価格は2999人民元(約4万9000円)から。「iPhone XS」の価格に辟易している中国の消費者は、Mi 9の価格設定に魅力を感じるはずだ。
コスト意識の高い消費者にとっては、低価格のMi 9 SEの方がさらに魅力的かもしれない。Mi 9 SEは1999人民元(約3万3000円)からで、Mi 9と同じく背面に3つのカメラを搭載するが、プロセッサは「Snapdragon 712」を採用している。
Mi 9 SEは、画面内指紋リーダー、Mi 9と同じノッチを含む5.97インチのAMOLEDスクリーンを備える。
Mi 9 SEは、6GバイトのRAMと64Gバイトのストレージを搭載するモデル、6GバイトのRAMと128Gバイトのストレージを搭載する2299人民元(約3万8000円)のモデルが用意されている。
シャオミは過去に中国で成功を収めたが、2018年第4四半期、世界最大のスマートフォン市場である中国への同社の出荷台数は、Appleと同じく減少した 。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」