Strategy Analyticsの試算によると、2018年第4四半期、Appleの中国への「iPhone」出荷台数が前年同期比で約300万台減少したという。
Appleは2018年第4四半期、1090万台のiPhoneを中国に出荷した。これは前年同期の1400万台に比べると、22%の減少となる。2018年通年のiPhone出荷台数は3420万台で、前年の3670万台から減少した。
中国スマートフォン市場全体の2018年第4四半期の出荷台数は1億790万台で、前年同期の1億2130万台から11%減少した。これで、中国スマートフォン市場の出荷台数は5四半期連続で減少となった。
中国スマートフォン市場の2018年通年の出荷台数は4億850万台で、前年の4億5960万台から11%減少した。
Strategy AnalyticsのシニアアナリストであるYiwen Wu氏は、「中国のスマートフォン市場は景気後退局面にあり、5四半期連続で縮小している。スマートフォン市場は買い換えサイクルの長期化と個人消費の低迷の影響を受けている」と説明している。
Strategy Analyticsによると、中国におけるiPhone出荷台数は過去12四半期のうち8四半期で前年同期比減を記録したという。
ディレクターのLinda Sui氏は、「AppleはiPhoneの価格設定が原因で、中国市場からの撤退を余儀なくされるおそれがある」と述べた。
上位5社のうち、中国市場で出荷台数を前年から増加させたのは、華為(ファーウェイ)と維沃移動通信(ビーボ)だけだった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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