サムスンが新型タブレット「Galaxy Tab S5e」を発表した。スマートホームのコントローラ、ダイナミックなエンターテインメントデバイス、そして生産性向上に役立つ機能を1つに統合することを目指した製品だ。
Galaxy Tab S5eは、2019年第2四半期にSamsung.comなどで発売される。価格は399.99ドル(約4万4000円)。サムスンの音声アシスタント「Bixby 2.0」をサポートする初のタブレットとなる。サムスンは2018年11月の開発者会議で、今後さらにBixbyが搭載されるデバイスが広がると述べていた。「Alexa」を搭載するAmazonの「Fire」タブレットや「Siri」を搭載するAppleの「iPad」といったタブレットに対するサムスンの競争力も強化される。
Bixbyのスキルは今後も進化していくとみられるが、Galaxy Tab S5eでは、天気を尋ねた際に表示したり、「SmartThings」スマートホームプラットフォームを使用したデバイスを制御するなどあらゆる操作を実行できる。また「Quick Command」を設定し、照明とテレビのスイッチを同時に入れるなど、複数の動作を起動可能になる。
娯楽よりも仕事用に設計されているハイエンドモデル「Galaxy Tab S4」(650ドル)と、ミッドレンジの「Galaxy Tab A」の中間に位置付けられるようなS5e(「e」はessentialの略)は、両者のバランスがとれた製品となっている。
S5eはPCのようなインターフェースを提供する「Samsung DeX」に対応し、生産性の向上にも役立つ。またサムスンは、通話とメッセージのシームレスな操作性についてもアピールしており、スマートフォンがなくてもタブレットから直接、電話に出たりテキストに返信したりすることができる。
S5eは、10.5インチで2560×1600ピクセルのSuper AMOLEDディスプレイを搭載し、ディスプレイの周囲には4個のスピーカが装備されている。サムスンによると、バッテリ持続時間は最大14.5時間となっている。また、「YouTube Premium」を最大4カ月間無料で利用できる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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