Donald Trump米大統領は米国時間2月5日夜の一般教書演説で多くの話題に触れたが、テクノロジに関する言及はほとんどなかった。
約1時間20分の演説の中で、Trump氏は2年前に就任して以来、同政権の公式の優先事項として長く約束してきたインフラストラクチャの計画について、わずかに言及しただけだった。5Gやサイバーセキュリティ、ネットの中立性など、そのほかの重要なテクノロジ問題への言及は全くなかった。
Trump氏は演説の中で、「米国の崩壊しつつあるインフラストラクチャの再建という偉大な取り組みのために、両党は団結できるはずだ。議会がインフラストラクチャ法案の可決を願っていることは知っている。私も新しくて重要なインフラストラクチャ投資を提供する法案に関して、あなた方と協力したい」と述べた。
超党派の精神を求めるその言葉は、米国史上最長の政府閉鎖が終わってからわずか1週間半後に提示された。1月25日、Trump氏と民主党のリーダーらは3週間に限って政府機関を再開することで合意した。しかし、Trump氏が約束した米国とメキシコの国境の壁の建設費に関して、両者はまだ合意に達していない。これは、35日間にわたる政府閉鎖のきっかけとなった重要な問題だ。
今回Trump氏が語ったのは、経済、刑事司法、移民、医薬品の価格などに関する問題だ。
また、米国の宇宙開発にも軽く触れ、アポロ11号の宇宙飛行士で演説の場に参加していたBuzz Aldrin氏に言及した。2019年7月は、人類が初めて月面に着陸したアポロ11号のミッションから50周年にあたる。
「今年は米国の宇宙飛行士が米国のロケットで宇宙に戻ることになる」とTrump氏は述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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