ホワイトハウスは米国時間10月25日、「米国が今後何年にもわたって次世代無線ネットワークを主導する立場を保持できるようにする」ための戦略を策定すると発表した。
5Gは自動運転車や仮想現実(VR)のストリーミングなど、ほかの大きなトレンドの基盤として期待されている。高速5Gネットワークの最初の提供は2018年中に始まり、それから2年かけて提供範囲が拡大する見通しだ。米国のほかに、中国、韓国、日本も5Gの導入を急いでおり、テクノロジの新たな競争が生まれている。今回の発表は、そうした中で行われた。
Donald Trump大統領は発表の中で、「新たな技術上の革命が起ころうとしている。われわれの生活のほぼあらゆる面を改善し、米国の労働者や家庭に膨大な富を新たにもたらし、科学、医療、そして通信の新しい大きなフロンティアを開くものだ」と述べた。
この「National Spectrum Strategy」の策定作業は米商務省長官が主導する。長官はさまざまな関係省庁を調整し、特に軍事目的での無線ネットワークの使用に焦点を絞りながら、広範な基盤で十分な周波数帯が確保されるようにする。
より多くの周波数帯を通信キャリア(特に地方の通信キャリア)に割り当てることは、セルラーサービスを広く展開するにあたって極めて重要だ。
この提案の下で、米連邦政府機関は予想される将来の周波数帯ニーズと現在の周波数帯使用状況について、6カ月以内に米商務省に報告書を提出することを求められる。米科学技術政策局(OSTP)が報告書の作成を担当し、米商務省が9カ月後にその報告書をTrump大統領に提出する予定だ。
米連邦通信委員会(FCC)はより多くの周波数帯を通信キャリアに提供する作業に既に取り組んでいる。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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