Alphabet傘下のライフサイエンス企業Verilyは、体重や動きの追跡や、転倒の検知ができるスマートシューズに取り組んでいると、CNBCが報じた。これによると、Verilyは共同開発するパートナー候補に試作品を見せているという。
体重の突然の変化は、うっ血性心不全などの健康問題を示している可能性がある。体重を正確に追跡できる靴をはけば、比較的深刻な状態を検知すると直ちに警告してくれるかもしれない。
転倒を検知できるウェアラブルというトレンドは、目新しいものではない。Appleが2018年に発売した最新の「Apple Watch」は、装着者がバランスを崩した時に検知できる。仏Heliteは、スキーヤーやサイクリスト、オートバイのライダー向けに、転倒を検知すると膨らむ保護ジャケットおよびベストを製造している。同社はまた、高齢者の転倒時にエアバッグを膨らませて臀部(でんぶ)を保護するベルト「Hip'Safe」も作っている。
スマートシューズのプロジェクトが進行中であるかどうかは不明だが、スマートフットウェアを追求する企業は、Verilyが初めてではない。仏E-voneも「CES 2018」で、転倒を検知できるシューズを発表した。
Verilyはコメントの依頼にすぐには応じなかった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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