Harley-Davidsonとエクストリームスポーツの競技大会「X Games」は、あまり縁が無いように思えるが、その一方で新たな2つのコンセプトは、従来のHarley-Davidsonとはやや異なる。
Harley-Davidsonは米国時間1月24日~27日に開催された「X Games Aspen 2019」で、8月に発売予定の電動バイク「LiveWire」の気質を兼ね備えた、電動バイクのコンセプトモデル2種を披露した。どちらも同月に開催された「CES 2019」でも披露されたが、多くの製品が発表されたこの見本市はあまりに慌ただしかったので、X Gamesでも披露したのは賢い考えだったと言える。
1つ目は、小型で狭い場所も走行できる、都会的なスクーターもしくはある種のピットバイクだ。可能な限り簡潔なデザインとなっており、数本のシンプルなラインとオレンジ色があしらわれている。正面にあるリングにはLEDヘッドライトが装備されている。
2つ目は、電動マウンテンバイクだ。伝統的なHarley-Davidsonのオートバイのスタイリングを彷彿とさせる巧みなボディだが、これは間違いなくマウンテンバイクだ。ピットバイクさながらに、この電動マウンテンバイクは乗り手の邪魔にならないよう、フレームにバッテリが内蔵されている。
Harley-Davidsonはバイクやバッテリのスペックは明かさなかったが、バッテリは取り外して片手で持ち運べるようになっており、壁のコンセントに挿し込める専用ドックで充電できると述べた。
同社はこの2つのコンセプトモデルを利用して、同社の今後の電動モデルのポートフォリオにより注目が集まることを期待している。この2種が実際に販売されるかは不明だが、それを差し引いても非常に魅力的な製品だ。現時点で、同社が発売を発表している電動モデルはLiveWireのみで、2万9799ドル(約320万円)と高額だ。だが同社は、今後の電動モデルの価格帯は「数千ドル」からになるとプレスリリースで約束している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス