ヤフーは1月22日、IoTセンサーを活用して、飲食店の空席情報をリアルタイムに飲食店予約サービス「Yahoo!ダイニング」に表示する実証実験を開始すると発表した。新宿西口エリアの大手居酒屋チェーン限定で、1月24日〜2月26日の約1カ月間実施する。
Yahoo!ダイニング内に特設ページを開設し、6店舗それぞれの店舗情報に加えて、リアルタイムの空席情報を「空席あり」「残りわずか」「混雑中(お問い合わせください)」のいずれかで表示する。ユーザーは、エリア内の複数店舗の空席情報を一覧で確認できるため、「特定エリアで今すぐ入れる居酒屋を探したい」といった課題を解決できる。
一方の店舗側は、空席判定用にテーブルへ人感センサーを設置することで、座席状況などの手動によるデータ入力を省き、自動で空席情報を掲出できるため、手間をかけずに集客機会の創出が期待できるという。
対象となる店舗は、旨唐揚げと居酒メシ ミライザカ 新宿西口店、坐・和民 新宿西口店、ニッポンまぐろ漁業団 新宿西口店、北海道 新宿西口店、北海道シントク町 塚田農場 新宿西口店、宮崎県日南市 塚田農場 新宿西口郵便局前店の6店舗。
同実験を通じて、店舗への来客数がどれだけ増加するかを検証し、その結果を踏まえてYahoo!ダイニングへの機能実装や、居酒屋以外のあらゆる飲食店(レストラン、カフェなど)への対象拡大を検討するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」