Segway-Ninebotは、オフィス内で必要とされる程度の物品配送や、レストランからの食品配達など、比較的小さな荷物の短距離配達向け自律走行ロボット「Loomo Delivery」を発表した。同時に、都市部などで広まっている電動キックスクーターのシェアリングサービス用にデザインしたキックスクーター「Shared Scooter Model Max, Powered by Segway」の発表も行った。
Loomo Deliveryは、オフィスの袖机のような形状をした自走型ロボット。3段ある引き出しに入れた荷物を、自律走行して配達先へ届けられる。目的地までの移動は、障害物を避けながら自動実行される。
周囲の状況を映像から把握する独自開発の3D対応Simultaneous Localization and Mapping(SLAM)技術を採用しており、単眼カメラだけでセンチメートル単位の正確な位置特定が可能という。都市部の歩道やビル内の廊下のような、人の多い場所でも利用できるとしている。
Shared Scooter Model Maxは、シェアリングサービスでの利用を想定した立ち乗りタイプのモビリティデバイス。信頼性と耐候性を高めており、事業者はサービス運営とメンテナンスにかかるコストを削減できるうえ、1台のデバイスを長期間使い続けられるという。さらに、Segway-Ninebotは事業者の求めるカスタマイズに応じる。
Segway-Ninebotは、米国ネバダ州ラスベガスで開催される家電見本市Consumer Electronics Show(CES)2019に、Loomo DeliveryとShared Scooter Model Maxを出展する。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」