ALSOK、警備ロボット「Reborg-X」を4月に発売--自律走行し侵入者を検知

 ALSOKは3月3日、警備員とのコミュニケーション機能を強化した自律走行ロボット「Reborg-X(リボーグエックス)」を4月に発売することを発表した。同社では初年度で1億円の販売を目指す。

 ALSOKでは、2002年より独自開発した自律走行型の警備・案内ロボットを販売してきた。今回発売するReborg-Xは、常駐警備ロボット「Reborg-Q」と、インフォメーションロボット「An9-PR」の後継機となる。同社がこれまでに培ってきたノウハウと最新技術を搭載しており、利用用途や施設環境に応じてカスタマイズできるという。本体サイズは、高さ約145cm×幅約70cm×奥行き約70cmで、重量は140kg。


「Reborg-X」

 機能としては、設定エリア内の侵入者検知、不審者やVIPなどの人物認証が可能。また、ロボットが得た画像や位置などの情報を、警備員のモバイル端末やオペレーションセンターとリアルタイムで共有できるようになった。ショッピングセンターや空港、スタジアムなどの混雑した場所でも安全性を最優先しながら自律走行し、障害物を回避して巡回できるという。また、カスタマイズすることによって、迷子や不審者などの対象者を捜索したり、多言語での来場者対応をしたりと、ニーズに合った顧客サービスを提供できるようになるとしている。

 今後は2020年の警備環境を見据え、警備インフォメーションロボットのさらなる機能強化を図るとともに、培った技術を飛行ロボットにも応用し、警備対象先の外周を巡回監視する飛行ロボット警備システムの実現を目指すとしている。

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