整理整頓の本を読んだ直後は張り切って片付け始めるが、何日が経つと、また雑然とした部屋やデスクに逆戻り。何度もそれを繰り返している。そういう人にお勧めしたいのが本書だ。なにしろ著者が「整理整頓は面倒くさい」と言っている。だからこそ、いかに面倒くさくない方法で整理するかが簡潔に書かれていて、即効性がある。
本書では、「記憶媒体」「デスクまわり」「日常業務」「デジタル」「思考」と、大きく5カ所に分類して、それぞれの整理方法が提案されている。「紙類が整理できていない」という人もいれば、「会社のデスク周りはきちんと片付けているが、家のデスク周りがどうにも」という人もいるだろう。「どこもかしこもごちゃごちゃだ」という人は、最初からじっくり読んで、どうすれば整理整頓したことになるのかを学ぶのが良いだろうが、そうでない人は、自分が特に気になっている箇所をピックアップして読んで、真似してみるとたちまちスッキリするだろう。
整理にどの程度の時間がかかるかも、各項目のタイトルに併記されているので、時間のかからないことから取り掛かるというのも良いかもしれない。とにかく、少しでも身の回りをきれいにしておきたいと思うなら、1分しかかからない方法から試してみよう。
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