Value marketは12月26日、フリーランスエンジニアに特化した、フリーランス成長支援エージェント「Code Climber」を開始すると発表した。
Code Climberでは、「業務支援」「フィードバック支援」「報酬支援」「環境支援」の4つが軸になる。
業務支援では、経験年数・実績に応じて、フリーランスが直面する課題を成長ステージごとに分類。それらの課題を税務・法務・キャリアの観点から専用のコンシェルジュが窓口となり、一緒に問題解決に取り組むという。
緊急時の専門家への斡旋だけでなく、確定申告の対応方法、トラブルを防ぐ法務理解、CTO 経験者によるキャリアメンタリングなどのフォローアップを行い、自立した事業主として対処できる力を身につけることができるように総合的な能力開発を支援する。
フィードバック支援では、セールスフォースをベースにした独自開発のシステムにより、キャリアに対する志向性や契約に至るまでの選考情報、稼働後のパフォーマンス評価といったさまざまな情報を、エンジニアごとの個別の「カルテ」に集約。蓄積された情報をリアルタイムに分析・最適化するフィードバック機能により、ミスマッチを可視化。市場評価や稼働条件の適正判断を行い、希望に沿った働き方の実現を支援する。
報酬支援では、業界平均20%と言われる手数料を15%から開始し、通常3カ月の契約更新ごとに2%ずつエージェント利益を還元する。なお、一般的に非公開とされているマージン率はすべて公開され、最低水準となる契約金の最大95%がエンジニアに報酬として支払われる。
Value market 代表取締役の内田裕希氏は、「よりいい会社と人材が評価される世界観をつくりたい」と意気込む。内田氏は、これまで人材サービスに携わった経験から、マッチングやエンジニアのキャリアアップなどに対するさまざまな問題や課題を感じていたという。このサービスにより、長期にわたり契約の更新を求められる評価の高い人材に利益を投資することで、優れた人材にさらなる自己研鑽の機会を創出し、成長のスピードを加速させたい考えだ。
環境支援では、契約・稼働日数に応じて、エンジニアの生活を豊かにする環境づくりに継続的な投資を実施。通常は契約・稼働日数が約半年ごとに5万円相当のチケットを提供。チケットの金額に応じたIT製品やキャッシュバックを行うという。
また、Code Climberのオープニングキャンペーンの「アーリーアダプター特典」として、条件を満たしたエンジニア・プログラマ・PM全員にMacBook Proなど最新IT製品が提供される。エントリー費用は無料、12月下旬よりサービスを開始する。
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