欧州連合(EU)では、ユーザーがIT企業に個人データの開示を求め、自分について収集された情報を確認する権利が法律で認められている。そのため、ある「Alexa」ユーザーは、Amazonに自分の情報の開示を求めれば、Alexa端末の録音データを得られるものと考えていた。
しかし、そのユーザーが得た情報は予想と少し異なるものだった。
その男性(匿名)が入手したのは、別のAlexa端末による、見知らぬユーザーの1700件の録音データへのアクセスだった。
Amazonは米CNETに対し、「これは残念なヒューマンエラーの事例であり、単発的な出来事だ」と述べた。Amazonは、「用心のため」に関連する規制当局に連絡したこと、さらに2人の顧客に連絡して問題を解決したことを明らかにした。
報道によると、誤って共有された音声ファイルには、一緒にいる女性との自宅での会話など、見知らぬユーザーの潜在的な機密情報が含まれていたという。
Amazonは、データ開示請求の処理プロセスを「さらに改善するための措置を講じている」とした。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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