Microsoftが米国時間12月10日、「Windows 10 19H1」の最新のテストビルド(Build 18298)を「Fast Ring」のテスター向けに公開した。「Notepad」に複数の新機能が追加されている。ほかにも、サインイン、「File Explorer」、タッチキーボードなどが改善された。
このテストビルドには、約束通り「Windows Update」通知機能が含まれている。デバイスの再起動が必要なアップデートがある場合(メインストリームとテストビルドの両方で)、「Start」メニューの「Power」ボタンはオレンジのインジケータとともに表示され、ユーザーにデバイスの再起動が必要なことを知らせる。
このビルドでは、Notepadに「Feedback Hub」が統合され、「Help」メニューからアクセスできるようになった。また保存されていない変更内容がある場合は、タイトルバーのファイル名の前にアスタリスク(*)が表示される。NotepadがUTF-8エンコーディングを処理する方法も改善された。また、いくつかのショートカットが追加されたほか、パスの長さが260字以上のファイルも開いたり、保存したりできるようになった。
Microsoftはサインインのオプションも強化し、「設定」から直接セキュリティキーを設定できるようにした。さらに、ダウンロードしたファイルを容易に見つけることができるように、ダウンロードした直近のファイルがリストの一番上に表示されるように変更した。
さらにタッチキーボードが改善され、より高速かつ正確なタイピングが可能になった。
「Console」にも、新しい実験的な機能が数多く追加されており、ブログ記事で紹介されている。これらの機能を試してみたいテスターは、Consoleウィンドウのプロパティページを開き、新たに追加された「Terminal」タブをクリックすればよい。
ビルド18298では、「Narrator」にも多数の修正やアップデートが施されている。例えば、アクセス性を改善するために、カーソルとポインタをより大きく、明るい色で表示するオプションなどが追加された。Feedback Hubはバージョン1811にアップデートされ、ビジュアル面が調整された。「Snip & Sketch」アプリは、複数のバグ修正を行った。
ビルド18298の修正、アップデート、既知の問題などの詳細については、12月10日のブログ記事で確認できる。
Microsoftは、Windows 10 19H1をメインストリーム向けに2019年4月頃にリリースするとみられる。これまで同社がテストビルドで発表した機能強化は、その大半が比較的マイナーなものばかりだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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