Boseは3月、拡張現実(AR)メガネの試作品を備えた新たなARプラットフォームを発表した際、同製品の商用版を発売すると述べていた。このほどそれが実現する。「Bose Frames」は極小スピーカーとマイクを組み込んだサングラスで、米国で2019年1月に199.95ドル(約22500円)で発売される。米国時間12月4日より同社サイトで事前予約受付が開始され、2019年には「Bose AR」アプリが登場する(2019年春に一部の国でリリースされる予定だ)。
Bose Framesの重さは一般的なサングラスとほぼ同じ45gで、2種類のスタイルが用意される。Boseによると、「プレイリスト、エンターテインメント、会話のプライバシーを保ちながら」、音楽や情報のストリーミング、電話の発着信と通話、仮想アシスタントへのアクセスが可能だという。
Bose Framesの「極薄の音響パッケージ」が、サングラスの両アームに取り付けられている。タッチおよび音声制御用として、小型のマイクと多機能型ボタンが右のこめかみにあたる部分に埋め込まれており、電源制御とペアリング、「Siri」や「Google Assistant」の操作、通話とコマンド、楽曲の一時停止やスキップなどができる。
予想されるとおり、Bose FramesはBose ARに対応しており、BoseのオーディオARプラットフォームを組み込んだ最初の商用製品となる。動画ベースのARプラットフォームと異なり、Bose ARは9軸のヘッドモーションセンサと「iOS」または「Android」搭載デバイスからのGPS情報を使用し、ユーザーのGPS位置情報と向きに基づいて音声フィードバックを提供する。
Boseによると、平均的な聴取レベルで再生時間は最大3.5時間、待機時間は最大12時間で、同梱のポゴピンケーブルを使用し、2時間足らずでフル充電できるという。保護ケースとクリーニングクロスも同梱されている。
Bose Framesに度付きレンズを入れることはできるだろうか。残念ながら、Boseの広報担当者はできないと回答した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス