スマホ決済「PayPay」をビックカメラで使ってみた--還元額や使い勝手は

　ソフトバンクとヤフーの共同出資会社であるPayPayが運営するスマホ決済サービス「PayPay」の「100億円あげちゃうキャンペーン」が12月4日に始まった。

　支払額の20％がPayPayの残高として還元（月最大25万円までの支払いに適用）されるほか、40回に1回の確率で支払額の全額が還元（月最大10万円まで）される。さらに、Yahoo!プレミアム会員は確率が20回に1回、ソフトバンクとワイモバイルユーザーは確率が10回に1回になるという大盤振る舞いなキャンペーンだ。

　ファミリーマートや松屋など幅広い店舗がキャンペーンの対象になるが、なかでも事前に話題になっていたのが、高額商品を取扱う家電量販店だ。では、どれほどお得に商品を買えるのか。また、PayPayアプリの使い勝手はどうなのか。キャンペーンが始まった12月4日に、早速ビックカメラ有楽町店で新型の「MacBook Air」（128GBモデル）を買ってみた。

還元額やアプリの使い勝手は？

　筆者が入店したのは同日の午前10時半。ビックカメラもPayPayには力を入れているようで、店頭には特設コーナーが設けられていた。また、店内のディスプレイやエレベーター付近などいたるところでPayPayを紹介しており、店内放送でもPayPayを猛プッシュしていた。

ビックカメラ有楽町の店頭には「PayPay」の特設コーナー

店内のいたるところでPayPayを紹介

ディスプレイにも表示されていた

　お目当ての新型MacBook Airを買うために、足早にアップル製品のエリアに向かう。同店には、1階と5階にアップルコーナーがあるが、すでにどちらも10人近い行列ができていた。新製品の発売日などではないため、筆者と同じく、20％還元のタイミングを見計らって買いに来た人々だ。

アップルコーナーには長い行列が

　20分ほど列に並び、スタッフに確認したところ、目的の新型MacBook Airは残念ながら店舗に在庫がなく、2日後の自宅配送になってしまった。ただし、PayPayでの決済は可能とのことで、渡された伝票をもってレジへ向かった。

　レジで伝票を渡すと、提示されたQRコードを読み込むように促されるので、事前にインストールしてクレジットカードを登録しておいたPayPayアプリで「スキャン支払い」を選びQRコードを読み込む。すると、支払い金額を入力するように求められるので金額を手入力して「支払う」ボタンを押す。これで支払いは完了だ。時間にして1分ほどだったが、操作になれれば数十秒で済みそうだ。その後、アプリの支払い完了画面に表示される「決済番号」の下4桁を店員に伝えて、すべての手続きは終了となる。

金額を手入力して「支払う」ボタンを押す

支払いが完了した

　改めてアプリを開くと、直近の利用履歴に「ビックカメラに支払い」という項目が表示されていた。また、残高の項目には「PayPay残高付与の処理中」と表示され、約1カ月後の2019年1月10日に新型MacBook Air 128GBモデルの金額（14万5573円）の20％である2万9114円が付与される旨が記載されていた。

　さらに、ビックカメラでMacBook Airをクレジットカードで支払うと3％分の4368ポイントが付与されるので、合計23％、3万3482円も還元されてしまった。アップル製品など一部の商品を除き、ビックポイントは通常8％（現金支払い時にポイント10％還元の商品の場合）付与されるため、選ぶ家電によってはさらなる還元を得られるだろう。

アプリから残高付与のタイミングや金額を確認できる

　筆者は初めてPayPayを使ったが、スタッフの指示に従いながら特にもたつくこともなくスムーズに支払いを終えることができた。還元される金額を支払い後にすぐに確認できるのも安心だ。100億円あげちゃうキャンペーンは2019年3月31日まで。ボーナス時期にぜひ使ってみてはいかがだろうか。