Audiは、AirbusおよびItaldesign Giugiaroと共同開発中の、ドローンと合体して飛行可能な自動運転車「Pop.Up Next」について、プロトタイプ機の飛行および走行試験を成功させたと発表した。
Pop.Up Nextは、2人乗りの乗客用カプセル、カプセルと合体して走行するための地上モジュール、同じくカプセルと合体して飛行するための飛行モジュール、という3つの部分で構成されるシステム。カプセルと地上モジュールが組み合わせれば、自動運転対応の電気自動車(EV)として機能する。また、飛行モジュールと組み合わせれば、クアッドコプターとして空を飛べる。
今回の試験で使用したものは、4分の1サイズのプロトタイプ機。飛行モジュールがカプセルと合体して飛び、地上モジュールにカプセルを正しく降ろせた。そして、地上モジュールと合体したカプセルは、正常に自律走行したという。
Audiは、早ければ2020年代に世界各地の大都市で、Pop.Up Nextのようなマルチモーダル機による自動車と飛行機を組み合わせたタクシーサービスを提供できる、とみている。
Pop.Up Nextの紹介ビデオ(出典:Audi)
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