AnyPayは11月22日、グループ会社のAnyPay Pte.Ltd.が投資会社「Harbourfront Capital」を設立したと発表した。投資第一弾として、インドのカーシェアリングプラットフォーム「Drivezy」上で運用される車両(車、バイク)など、今後3年間で1億ドル(約113億円)以上を投資する計画を公表した。
同社は、2017年度に投資事業を立ち上げ、FinTechやシェアリングエコノミー領域を中心に、国内外の企業に出資。特に不動産や自動車分野のシェアリングエコノミーは収益性が高く、大きな投資機会と捉えているという。こうしたデジタル領域において、技術革新が期待できる分野に対するアセット投資を目的に、Harbourfront Capitalを設立した。
Drivezyは、2015年4月に設立され、Y Combinator、Google、IT-Farm Corporation、DasCapitalなどから25億円以上を調達。自動車やバイクなどのオーナーが自身の保有する車両を掲載し、ユーザーに貸し出せるシェアリングサービスをインド8都市で展開している。月間利用者数は約4万人だ。
現状は個人間取引が中心だが、車両の保有世帯は富裕層などごく一部に限られている。インドでは、人口増加にともないモビリティへの需要も急速に拡大していることから、需要に対し貸し出す車両が不足しているという。この需給のギャップを解消するため、現地NBFCs(Non Banking Financial Company)と連携。自動車とバイクを取得し、サービスへの投入を決定。Harbourfront Capitalもその一社となる。
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