Intelは、世界各地を移動しながら人工知能(AI)機能を持ったデバイスを利用したい人たちに向けた新しいガジェットを発表した。
「Intel Neural Compute Stick 2」(Intel NCS 2)は、同社のAIチップ「Movidius Myriad X」を、コンピュータに挿入できるUSBアクセサリに組み込んだ製品だ。Intelでモノのインターネット(IoT)業務を担当するゼネラルマネージャーのSteen Graham氏によると、価格は99ドルで、2017年にIntelがリリースした最初のモデルの79ドルより高いが、ディープニューラルネットワーク上で8倍の性能だという。
こうした高速化は、Peter Ma氏のような人々に役立つ。同氏は、第1世代の「Neural Compute Stick」(NCS)を顕微鏡やノートPCとともに利用し、水質汚染物質の検出などを行うデバイスを開発した。
必要としている人は多くはない類のものかもしれないが、ハードウェアの向上によって人間の脳を模したニューラルネットワーク技術でどのようなことが可能になるのかを知りたいプロトタイプ開発者にとっては優れた製品だ。AIは、音声認識や撮影、スパムのフィルタリングなどに向いているが、Intelの「Movidius」チップは、視覚処理向けとなっている。
Intelは、第1世代のNCSを多数販売したが、需要に応えられなかったという。今回はもっと準備を整えているとGraham氏は述べている。
Intelは新しいIntel NCS 2を北京で開催された「Intel AI DevCon」イベントで発表した。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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