正式決定だ。Amazonは米国時間11月13日、新本社の建設地としてニューヨーク市とワシントン近郊のバージニア州アーリントンを選定したと発表した。各拠点で2万5000人以上を雇用する計画だ。
具体的な建設地はニューヨーク市クイーンズ地区のロングアイランドシティと、バージニア州アーリントン郡のナショナルランディング。
またAmazonは、同社の顧客対応、輸送、サプライチェーンを担当するオペレーション事業用の「センターオブエクセレンス」(COE)をテネシー州ナッシュビルに開設することを明らかにした。このセンターは5000人以上の雇用を生み出す見込みだと、Amazonはブログ記事に記している。
The Wall Street Journalが12日遅くに、HQ2と呼ばれる第2本社の建設地として、Amazonがニューヨーク市とバージニア州北部を選定したことを報じていた。
AmazonのHQ2は、50億ドル(約5690億円)を投じて5万人の従業員を雇用する計画で、米国最大規模の企業プロジェクトの1つとして注目を集めた。同社が誘致を希望する都市に対し、候補地として自らをアピールするように求めたことで、誘致合戦が過熱した。
11月に入り、Amazonが建設地を2万5000人ずつの2都市に分割する案を検討していると報じられた。十分な技術的人材を雇用するというニーズを満たすため、また、住宅や交通の問題を緩和するためというのがその理由だ。HQ2が2都市に分割されれば、Amazonの絶対的な第1本社としてのシアトルの位置づけが確保されることにもなる。
第2本社の建設計画は、Amazonが20年余りの歴史の中でどれだけ大きく規模を拡大してきたかを如実に物語っている。オンライン書店として創業した同社は今、膨大な数の商品を扱うインターネット販売業者であるとともに、クラウドコンピューティングにおいても確固たる地位にあり、さらに電子機器メーカー、物流業者、ハリウッドスタジオとしての顔も持っている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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