Amazonは、2017年9月に「Echo Button」を発表した。Echo Buttonは、せいぜい子供が楽しむ商品という印象だった。カラフルに光るこのボタンは、スマートスピーカの「Amazon Echo」とBluetooth接続できるので、Alexaが出す雑学クイズのゲームなどをしているときに早押しボタンとして使用できる。同社がサードパーティーのメーカーにガジェットの新しい使い道を見つけさせる目的でソフトウェアをアップグレードしたこと以外は、これらのガジェットについてあまり耳にすることはなかった。
しかし今日、それが変わった。AmazonがAlexaのアプリをアップグレードし、ユーザーがEcho Buttonを押してAlexaの「定型アクション」機能を起動できるようにしたからだ。これにより、1パック2個入りで20ドル(約2300円)のEcho Buttonの新しい使い道が広がる。
考えられる使い方は、ボタン1つでスマートホームのシーンを呼び出したり、照明の明るさを変えたり、もしくはEcho Buttonをタップして家の中にあるすべてのEchoデバイスに「夕食ができた」といったメッセージを即座に送信したりすることだ。定型アクション機能を使えば、音楽ストリーミングサービスのSpotifyの曲やプレイリストを含めた音楽の再生も可能だ。
要するに、独創的な工夫を凝らす余地が多くあるということだ。初めに、Alexaのアプリが最新のものであることを確かめておく必要がある。次に、「定型アクション」の部分に進み、トリガーとしてEcho Buttonを選ぶ。アプリが自分の使いたい特定のボタンを押すよう指示するが、それ以外は、これまでの定型アクション作成プロセスと同じだ。
Amazonは、友人や客がスマートライトを点灯させる必要が生じた場合などに、Alexaの独特な言い回しを知らなくても実行できる良い方法として、Echo Buttonをベースとした定型アクション機能を売り込む意向だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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