オートバイメーカーのHarley-Davidson(ハーレーダビッドソン)は、電動バイク「LiveWire」のプロトタイプモデルを公開した。量産モデルは、北米および欧州の一部で2019年に発売する予定。価格などの情報は2019年1月に公表する。
Harley-Davidsonは、2014年に試作モデル「Project LiveWire」を披露し、量産に向けた作業に取り組んで来た。LiveWireの量産は、ペンシルベニア州ヨークにある自社工場で実施する。
LiveWireはクラッチやギアなどを使わず走らせることから、ガソリンエンジンで動く従来のバイクから走行フィーリングがどのように変化するか興味深い。足回りはMichelin製の17インチタイヤとショーワ製のサスペンションを採用し、レスポンスに優れたハンドリングだという。トラクションコントロールやアンチロックブレーキにより、安全性も高めた。また、エンジンと違ってモーターベースの駆動機構は、メンテナンスの頻度を下げられるそうだ。
7種類の走行モードが選べる。ハンドルの中央部にはタッチ操作対応の操作パネルが設けられており、音楽再生やGPSなどの設定ができる。この操作システムは、Bluetooth通信機能も備えている。充電に特別な設備は必要なく、家庭用の一般的なコンセントが使える。
Harley-Davidsonといえば、Vツインエンジンの奏でる独特なエンジンサウンドが魅力の1つだが、LiveWireはサウンドも異なるらしい。モーターとドライブベルトをつなげているギアの出す音は、加速するにつれ音程が高く、音量が大きくなるようセッティングされている。
Harley-Davidsonは、電動バイクの新モデルを今後も市場投入していくという。
LiveWireの紹介ビデオ(出典:Harley-Davidson/YouTube)
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