韓国エレクトロニクス大手のサムスンが、折りたたみ式スマートフォンを3月の発売に向けて準備していると報じられている。
同社は米国時間11月7日にこの斬新な端末を初めて披露し、「数カ月のうちに」量産に入ると述べていた。
「Galaxy X」または「Galaxy F」という名称になるとうわさされている同端末が3月に発売される可能性があると、韓国の報道機関Yonhapが現地時間11月12日、匿名の業界情報筋らの話として報じた。
各スマートフォンメーカーが数年前からフレキシブルで折りたたみ可能な画面を実験しており、サムスンは既に、端末の側面に沿った曲面ディスプレイを備える製品を製造し、消費者に販売している。しかし、Galaxyの「edge」シリーズなどの製品と、ユーザーのニーズに応じて折りたたみ可能なスマートフォンの間には、大きな隔たりがあり、大きな躍進といえる。
前出の記事によると、折りたたみ式スマートフォンの価格はおよそ200万ウォン(約20万円)になる可能性があるが、2019年に実用化が始まる予定の次世代無線技術である5Gはサポートしないという。
サムスンは2019年に、他にも注目に値するスマートフォンをリリースする予定だ。主力モデルの「Galaxy S10」が2月に、その5G版が3月に発表される見込みだとYonhapは伝えている。以前うわさされていた低価格版には触れていない。
サムスンにコメントを求めたが、具体的な情報は得られなかった。
同社の広報担当者は「折りたたみ式デバイスは2019年上半期に一部の市場で発売される」「現在は量産体制が整い、少なくとも100万台を製造する予定だ」と電子メールで述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」