Fordは、サンフランシスコを拠点とする創業2年のスタートアップであるSpinを買収し、電動スクーター市場に参入する。
Spinは米国の9つの都市と5つの大学キャンパスで事業を展開しているが、Fordは今後18カ月間で100以上のマーケットに事業を拡大する計画だ。Spinのスクーターのレンタル料は1ドル(約114円)で、1分ごとに15セント(約17円)が加算される。
「多くの人々がスクーターは有望な移動手段だと考えているので、今こそFordがSpinの非常に経験豊富で献身的なチームと密接に協力し、Spinのサービスをより多くの都市に拡大するのを支援するのにふさわしい時だ」と、スタートアップインキュベーター部門Ford XのバイスプレジデントであるSundeep Madra氏はブログへの投稿で述べた。
FordはSpinに約2億ドル(228億円)を投資すると、Reutersが匿名の情報筋の話として報じた。
Madra氏は、Spinが米国時間11月8日にデトロイトでサービスを開始したと発表した。
今回の買収額はおよそ1億ドル(約114億円)だと、Axiosが匿名の情報筋の話として報じている。この買収により、Fordは現在LimeとBirdがけん引している「マイクロモビリティ」市場に初めて参入した自動車メーカーとなった。
電動スクーターは、投資の大幅な増加も手伝って、ここ数カ月間で本格的に利用が広がっているが、都市部は急速な普及により起きた数々の問題への対応に追われている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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