人はロボットに仕事を取られることを考えるとき、人工知能(AI)や人間の限界を超越する新たなテクノロジを思い浮かべるものだ。
おそらく「従来の郵便配達」を思い浮かべる人は少ないのではないだろうか。
だがノルウェーの郵政サービスのPostenは、サンフランシスコとノルウェーにオフィスを構えるスタートアップのBuddy Mobilityと提携契約を締結し、まさしく郵便を配達するロボットの提供を計画している。玄関まで届けてくれるわけではないのだが、それに近いかたちになる。
ロボットと言えるかもしれないが、車輪の付いている動く郵便ポストと言ってもいいかもしれない。
Digital Trendsの報道によると、このロボットは時速6kmで、1日に100の配達先に郵便小包を配達できるという。それほど高性能ではないようだが、悪くもないだろう。
Buddy Mobilityの公式ページでは、今回の提携契約により、Postenは「経費削減と収入減の補填」ができ、郵便量を「劇的に」減らすことができると述べられている。
このロボットはじかに家まで郵便を配達してくれるわけではなく、代わりに受取人にアプリを通じて通知を送る。受取人は家の近くまで来ているロボットのところへ歩いて行き、郵便物を受け取る。配達後、Postenのロボットは快活に郵便局へ戻り、再充電されるという流れだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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