バンダイナムコエンターテインメントとアステラス製薬は、継続的な運動を支援する、スマートフォンなどに向けたアプリに関する共同開発契約の締結を、10月23日付で発表した。
この取り組みは、科学的根拠のある運動プログラムの提供を目的とし、ゲーム性を取り入れながら、継続的な運動を支援するアプリの開発を進める。なおこのアプリは、Moffが開発したウェアラブル端末「Moff Band」と連動させて使用することを想定しているという。
開発背景には、高齢化にともなう健康寿命の延伸や医療費の抑制が重要な社会課題としてあるなか、継続的な運動が生活習慣病の発症や重症化の予防策として重要視されている。一方で「継続的に運動する必要がある方に対し、実際にどのような運動プログラムが適切かという科学的根拠は示されておらず、継続性の面でも課題がある」としている。
アステラス製薬はアプリで提供される運動プログラムを立案し、バンダイナムコエンターテインメントはアプリ内のコンテンツおよびソフトウェアの企画、開発を行うという。アステラス製薬側は、医療用医薬品事業で培ってきた強みと異分野の技術・知見を融合した、新たなヘルスケアソリューションの創出を目指すとし、バンダイナムコエンターテインメント側は、新規事業へのチャレンジの一環としてヘルスケアの分野でゲーム開発のノウハウを活かし、エンターテインメントの可能性を広げていくとしている。
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