ディー・エヌ・エー(DeNA)は10月18日、MaaS(Mobility as a Service)分野における技術開発をおこなう横断組織「モビリティインテリジェンス開発部」を、オートモーティブ事業本部内に発足したと発表した。
同社のオートモーティブ事業本部は、「あらゆる人やモノが、安全・快適に移動ができる世界を。」をコンセプトに2015年6月に発足。これまで、次世代タクシー配車アプリ「タクベル」、日産自動車との無人運転車両を活用した新しい交通サービス「Easy Ride」、個人間カーシェアサービス「Anyca」、完全自動運転車両による交通サービス「ロボットシャトル」などのサービスを展開している。
新たに設立されたモビリティインテリジェンス開発部は、オートモーティブ事業本部が展開している各サービスを横断し、技術開発をする組織になるという。特化する領域としては、交通需要予測、走行経路の最適化などのアルゴリズム領域から、地図データや位置情報ビッグデータの分析基盤などのクラウド領域など。
AI、クラウド、ITS分野において高い専門知識を持つエンジニアが1つの組織で開発することで、相互に関連する技術課題を迅速かつ低コストで解決し、各サービス共通で使用できる「移動最適化機能」(モビリティインテリジェンスと定義)を提供するという。
同社ではこれまでも各サービスごとに技術開発を行ってきたが、同開発部の発足により、MaaS分野において幅広くサービスを展開する同社ならではのノウハウや技術を蓄積・展開することで、サービス単体では得られないシナジーを期待するとしている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス