「CEATEC JAPAN 2018」が、千葉の幕張メッセで開幕した。10月16~19日まで開催され、開場時間は10〜17時。当日登録は一般1000円、学生500円。ウェブ事前登録は入場無料。
出展者数は725社/団体(2016年は667社/団体)。その内海外からは19カ国/地域から206社(同22カ国/199社)が参加する。「つながる社会、共創する未来」をテーマに、Society 5.0で実現する未来の社会を披露し、会期中16万人の来場を見込む。
IT・エレクトロニクスの総合展示会をコンセプトに開催してきたCEATECだが、2016年に、CPS/IoTエキシビジョンとして再スタートを切り、今回が3回目。会場を「トータルソリューション」「AI/ビッグデータ/サイバーセキュリティ」「エネルギー/スマートライフ/スマートワーク」「モビリティ/ロジスティクス」「エンターテインメント」「フィットネス/ヘルスケア」「スマートファクトリー」「電子部品/デバイス&装置」「主催者企画/特別テーマエリア」の9つのエリアに分け、展示する。
特別企画エリアには、流通、ヘルスケア、高速道路、不動産、建設業界らが参画した「IoTタウン」、海外の先端企業が集う「Co-Creation Park」などのほか、設立9年以下のスタートアップと研究成果の社会実装を目指す大学・教育機関が出展する「Startup University」エリアを設けた。
出展数、小間数は2015年を底に、増加に転じており、スタートアップと大学研究機関出展者数は162社/団体と過去最高を記録。140社/団体だった2017年と比べても、22社/団体も増えた。
2017年に続き、注目の出展が多いIoTタウンでは、ローソンがレジ打ちや金銭授受をせずに会計ができる「ウォークスルー決済」を出展したほか、Origamiがキャッシュレスの現在と未来を表現する「Origami Station」を展示するなど、キャッシュレス化の未来を披露した。
2017年まで開催初日に発表していたCEATEC JAPAN 2018 総務大臣賞・経済産業大臣賞・部門賞は、前日となる10月15日に決定され、総務大臣賞には京セラの金属上でもアンテナ特性が低下しない2.4GHz帯の小型・薄型の新アンテナ「Amcenna」、経済産業大臣賞にはエアロネクスト4D Gravity搭載 360度VR撮影用ドローンの「Next VR」が受賞した。また同日発表会が開かれたシャープの「AQUOS 8K AX1シリーズ」は、トータルソリューション部門でグランプリを獲得している。
今回新たな試みとして、プレス受付には顔認証技術を活用したパナソニック製の「入退セキュリティ&オフィス可視化システム」を導入。プレス登録カウンターで顔画像と名刺を登録すれば、以降は顔認証のみで入退室できるようになり、カードの貸し借りによるなりすまし、不正入場、盗難、紛失などが避けられるとしている。
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