ワコムは10月10日、米Magic Leapと空間コンピューティング(Spatial Computing)を活用したMR環境において、複数人での製品デザインやコンテンツ制作を可能にするシステムソリューション開発で協業すると発表した。
この協業を受け、Magic Leapが2018年10月9日~10日に米ロサンゼルスで初開催した「L.E.A.Pカンファレンス」において、プロトタイプを公開した。これは、Magic Leapが開発した「スペースブリッジ(Spacebridge)」と呼ばれるアプリケーションを使い、同社のMagic Leap OneとワコムのIntuos Proを連携させ、MR環境でのデザインや制作、編集などを複数人数で実施できる。
Magic Leap Oneのヘッドセットに表示されるMR画像は、制作したオブジェクトが実際の空間に浮かびあがり、アングルや縮尺を自在に変えながら、立体の画像を見ながらデザインや編集が可能。デモでは、4人のメンバーが同じMR画面を共有しながらデザインしたり、離れた場所にいるメンバー同士で共有した画面上でブレインストーミングしながら作業を進める様子などが例として紹介されたという。
両社では、L.E.A.Pカンファレンスに参加したデザインやエンターテインメント業界のエキスパートからのフィードバックを受け、クリエイティブ用途向けの3Dアプリケーションのエコシステムの発展を推進するとしている。
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