ウェディングプロデュース事業などを手がけるCRAZYは10月9日、科学的なアプローチで睡眠の改善に取り組むエアウィーヴの協力のもと、健康経営を推進する福利厚生制度の一貫として社員の睡眠に対し報酬を支払う日本初の「睡眠報酬制度」を10月10日より導入すると発表した。
睡眠報酬制度は、社員の睡眠量を可視化し決められた指標を達成した社員に対し、報酬を支払う制度。同制度の導入により、企業として社員個人の生活習慣の改革をサポートし、社員が十分な睡眠をとることで集中力を高め、業務の生産性を向上させることを目指す。
なお、付与対象者は、1週間のうち5日以上「6時間以上」の睡眠時間を確保できた社員。計測方法は、エアウィーヴが開発したスマートフォンアプリ「airweave Sleep Analysis 」(iOS/Android)を使用。計測結果をCVS形式でダウンロードし、専用フォーマットを会社に提出する。
報酬は、6時間以上の睡眠を達成した日数に応じてポイントを付与。同ポイントは3カ月分をまとめて一括付与され、100ポイント=100円分としてオフィス内の食堂やカフェで利用できるという。
例えば、5日間達成で500ポイント、6日間達成で600ポイント、7日間達成で1000ポイントが付与される。このほか、6時間以上の達成にかかわらず連続して計測した社員が対象の皆勤賞(1000ポイント)も用意する。
同社は、2012年の創業当初より社員ひとりひとりが自身に合った「働き方」や「休み方」を選択できる制度や、自然食のランチを全社員に毎日提供する制度など、健康を経営の最優先事項とする「健康経営」を実施している。
同社が考える健康経営は、自ら健康になる組織作りをテーマに、社会的健康、精神的健康、身体的健康、それぞれの分野に向けた仕組みを導入することで、「個人の幸せ」と「組織の生産性」の両面を向上させることを目指す取り組みだという。
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