Uber、米中間選挙で投票所への配車を無料に--Lyftの優遇策に続く

Dara Kerr (CNET News) 翻訳校正: 湯本牧子 吉武稔夫 (ガリレオ)2018年10月05日 10時46分

 Uber Technologiesは技術的なノウハウを用いて、人々が米中間選挙で投票できるよう支援する。

 Uberは米国時間10月4日、交通手段がなくて投票に行けないという人を投票所まで無料で送り届けると発表した。同社はさらに、有権者が投票日の11月6日に票を投じるにはどこへ行けばいいのかを見つけやすくする投票所ボタンも開発した。

提供:Uber
Uberは投票所ボタンも開発した
提供:Uber

 Uberの最高経営責任者(CEO)であるDara Khosrowshahi氏はブログ記事で、「われわれは技術とリソースを利用して、米国のすべてのUber利用者がボタンを押すだけで簡単に投票所に行けるよう支援できる」とした。

 米国の多くの有権者にとって、投票所への移動が障害となる場合もある。非営利団体である市民の学習と参加に関する情報研究センター(CIRCLE)によると、大学に進学しなかった若者の35%は、2016年の米大統領選挙で投票しなかった理由に、交通手段がなかったことを挙げたという。

 Uberは、これこそ同社が支援できる分野の1つだと述べている。投票所ボタンがあれば、有権者はアプリを開いてボタンをタップし、どこへ行けばいいかを探して車を呼び、そこへ行くことができる。

 Lyftも投票促進(Get Out The Vote:GOTV)運動に取り組んでいる。同社は8月、米国の全有権者を対象として、中間選挙の投票日当日に配車サービスを半額で利用できるようにすると発表した。特に交通の便が悪い地域の住民には無料で提供する。

 LyftとUberは、各州が定める期限までに有権者登録を行う取り組みも進めている。両社はドライバー向けの支援センターで有権者登録イベントを開催したり、アプリやソーシャルメディアを通じて登録に関する情報を顧客に伝えたりしている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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