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ポメラのようなテキスト入力専用デバイス「Traveler」--Wi-Fiでクラウドへ送信

 書きたい文章のアイデアが頭に浮かんだら、その場ですぐ入力してテキストデータにしてしまいたい。文章を書く最中は、ほかのことに邪魔されたくない。こうした要望に応えられるデバイスとして、キングジムの「ポメラ」が人気だ。

 ポメラは、テキスト入力に特化したモバイルデバイス。ただし、ネットワーク通信機能を備えておらず、テキストデータをPCなどへ読み込ませる作業が煩わしい。

 そこで、無線LAN(Wi-Fi)経由で各種クラウドサービスにデータをバックアップできるテキスト入力専用デバイス「Traveler」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。

テキスト入力に特化したモバイルデバイス(出典:Indiegogo)
テキスト入力に特化したモバイルデバイス(出典:Indiegogo)

 Travelerは、テキスト入力専用の携帯デバイス。アプリやゲーム、SNS、メール、ウェブアクセスなどには対応しておらず、テキスト入力に集中できるという。フルキーボードを搭載しながら、画面を折り畳めば302×127×25mmとコンパクトになり、重さも0.8kgと軽く、負担なく持ち運べる。画面はE Ink製6インチ電子ペーパーで、これもポメラの最新モデルと似ている。

コンパクトになり持ち運びやすい(出典:Indiegogo)
コンパクトになり持ち運びやすい(出典:Indiegogo)

 ポメラとの大きな相違は、TravelerがWi-Fiに対応していること。Wi-Fi経由でインターネット接続し、「Dropbox」「Evernote」「Google Drive」などのクラウドストレージにテキストデータを保存できる。入力中のテキストはTraveler内のフラッシュメモリに自動保存されるほか、Wi-Fi接続中はクラウドとも自動同期される。

各種クラウドストレージに対応(出典:Indiegogo)
各種クラウドストレージに対応(出典:Indiegogo)

 さらに、ボタンを押してテキストデータをメール送信する機能も備えている。USB Type-C(USB-C)でPCへ転送することも可能。

 テキストだけでなく、見出しや箇条書き、太字といった基本的な修飾機能があり、「Word(.docx)」や「Final Draft(.fdx)」形式のファイルとしてクラウドと同期できる。

 電子ペーパー画面を採用したため、直射日光が当たる環境でも視認性が高く、消費電力も少ない。電源は内蔵バッテリで、フル充電だと1日1時間使用しても4週間使えるという。

 Indiegogoでの目標金額は5万ドル(約572万円)。記事執筆時点(日本時間10月4日15時)でキャンペーン期間は1カ月残っているが、すでに目標の4倍を上回る約22万4000万ドル(約2562万円)の資金を集めている。

Travelerの紹介ビデオ(出典:YouTube)


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