駐車場シェアリングサービス「akippa」を手掛けるakippaは10月3日、ダイナミックプライシングをリアルタイムに自動で行うシステムの実証実験を開始したと発表した。
ダイナミックプライシングは、需要と供給のバランスにより価格が動的に変わるシステム。ダイナミックプライシングでは、従来は料金設定時に大きな負担がかかるほか、利用者が増えることによるデータ量の増加に対処できないなどの課題があったという。
akippaはこの問題の解決策として、ソフトウェア開発や店舗運営を手掛ける日光企画の「throough」を導入。akippaが保有する駐車場予約データを、日光企画のAIが解析。イベント開催などの需要増減にあわせ、駐車場ごとに最適な価格を導き出す。これにより、駐車場オーナーへ負担をかけずにダイナミックプライシングの適用が可能となる。
実証実験は、関西エリアで実施。その後、全国の駐車場にて順次導入するとしている。throoughの導入により、一部のakippa駐車場料金が自動的にダイナミックプライシングに適用される。
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