ロジクールは10月2日、「Jaybird」から、イヤージェルを使って耳へのフィット感を高めたスポーツ用イヤホン「Jaybird TARAH」(参考税別価格:1万3880円)「Jaybird X4」(同:1万6880円)の2機種を発表した。発売は10月11日から順次。
Jaybirdは米国に拠点を置くオーディオブランド。自らスポーツブランドと名乗り、汗に強く、スポーツに集中できるイヤホンなどを製造、販売している。新モデルは、Jaybirdシリーズで初めてイヤージェルを採用。シリコン製の外皮にジェルが包まれているイヤーピースにすることで、耳の形にフィットする形状に仕上げた。
TARAHは、手軽に使ってもらうことにコンセプトに開発したモデル。走ることを日常としている、メキシコ北西部の先住民「タラウマラ族」から名付けた。イヤーフィンとチップが一体型となったイヤージェルを採用することで、付属品点数を抑えながらも、耳にフィットする装着感を得られることが特徴。1.5時間の充電で、最大6時間の使用に対応する。
X4は、8時間の連続再生ができるがスタミナモデル。約10分の充電で1時間の使用ができる急速充電にも対応する。オーバー、アンダーの両側から装着できるほか、イヤーフィンを左右それぞれ3種類、イヤーチップを、イヤージェルと「COMPLY ULTRA」の左右それぞれ2種類のサイズで付属し、自分の耳に合わせたカスタマイズが可能だ。
いずれも、IPX7の防水性能を備えたウォータープルーフ仕様。Jaybirdでは、汗にも強い防水性能を特徴としてきたが、防水能力を示すIPXを取得していなかった。しかしユーザーからの問い合わせが多かったこと、すでに基準はクリアしていることなどを受け、今回からIPX表記を取り入れた。
専用アプリも用意し、イコライザで調整した音質はイヤホン側に記憶すため、スマートフォンを持ち出さなくとも、コンパクトサイズのデジタルプレーヤーなどと組み合わせても、設定内容を保持したまま音楽を聴ける。
Jaybirdでは、2017年に完全ワイヤレスモデルの「Jaybird RUN」を発売。今回の新モデルは、左右のイヤホンをつなぐケーブルを残しており、その形状は異なる。ロジクール 製品担当の黄佑仁氏は「完全ワイヤレスモデルも好調に推移しているが、左右のイヤホンをつないだタイプの方がより激しい運動に対応でき、安定性も高い。完全ワイヤレスと左右のイヤホンをつないだタイプの両方をラインアップする必要があると思っている」とコメントした。
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