プレスリリース配信サービス「PR TIMES」を運営するPR TIMESは10月1日、U-NOTEが運営する若手ビジネスパーソン向けメディア「U-NOTE(ユーノート)」を事業譲受したと発表した。これにともない、U-NOTEは同日に社名を「グラム」に変更している。
U-NOTEは、「仕事を楽しく、毎日をかっこ良く。」をコンセプトに、仕事のマナーやノウハウから日々の気になる時事ニュース、ライフスタイル、ファッション、エンタメ情報までを網羅している若手ビジネスパーソン向けのメディア。
PR TIMESでは、ビジネスパーソンが知っておきたい最新ニュースや自分を高めるためのセミナー情報、仕事の生産性を上げるツールなど、働く人に有益な情報が「PR TIMES」には集まっていると説明。こうした情報をU-NOTE上で取り扱うことで、読者が求める情報を充実させられるほか、発信元の企業にとってもニュースの露出が増えると考え、今回の事業譲渡に至ったという。
同社はU-NOTE事業のみを譲り受けるため、これに関わる人材の移籍はないという。U-NOTEでは引き続き、若手ビジネスパーソン向けのツール活用術やファッションなど幅広い情報を配信するほか、今後はPR TIMESとの新たな連携についても企画していくという。
「PR TIMESでは183ものメディアとパートナーシップを結び、企業発表ニュースが扱われる場を広げてきた。4月には『THE BRIDGE』を事業譲受し、スタートアップのニュース流通強化に挑んでいる。そして今回、U-NOTEを事業譲受することで、若手ビジネスパーソン向けに企業ニュースを楽しんでもらえる環境をより強めたいと考えている。また当社が2013年1月に事業譲受した『iPhone 女史』は当社子会社が運営する『isuta』に統合して、現在成長している。2018年8月度のアクセス数は400万PV(前年同月比 274%)を突破して、これまでの投資が実りつつある。U-NOTEも当社事業資源を生かして再び成長させる方針だ」(PR TIMES山口拓己代表)。
「これまでU-NOTEは、ビジネスパーソンにとってノウハウ化されたストック情報を中心に扱っていたが、今回の事業譲渡によって、企業の最新ニュースなどのフロー情報をカバーできるようになり、よりビジネスパーソンにとって有益な情報を提供できるようになる。メディアとしてのU- NOTEは、引き続き『仕事を楽しく、毎日をかっこ良く。』をコンセプトに成長していくので、今後の展開を楽しみにしていただければと思う」(U-NOTE小出悠人代表)。
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